最初の結婚がうまくいかなくて離婚した後、私もまだ若かったのでバツイチとはいえ色々な出会いがありました。もう結婚はしないと決めていたのですが、とても好きだった女性にそれを理由に振られたこともあります。
離婚後しばらくたってから日本で友人に開いてもらった飲み会であきという女性に出会いました。あきは海外旅行好きで私が住んでいた国にも頻繁に行っているそうで、飲み会の最中にも「けんさんのところに遊びに行きたい」と言ってくれました。
そして、その翌月に「本当に行きますよ」と連絡をくれました。
現在は便利になったもので、LINEがあれば瞬時にメッセージのやり取りも通話も出来ます。それは海外にいても同じです。あきと出会ってからあきと私は日本と海外の間でも頻繁にやり取り出来ました。やり取りが重なっていくにつれて、あきは私に好意を持ってくれたようです。もちろん私も好意を持っていました。
ただ、まだ1回しか会っていないのに、海外にいる私のところへ会いに来ると言ってくれるのは嬉しい反面、「まずい」とも思いました。なにせ私はあきのことを気に入っているとはいえ誰とも結婚する意志が無いので、そんな気持ちのままあきとお付き合いしてよいのかと悩みました。30歳手前で結婚適齢期のあきを弄ぶことになってしまうのではないかと。
そこで私は数日間の休みを取り、急遽日本に帰ってあきに会いに行きました。あきの気持ちを確かめるためです。あきには仕事の都合で急遽日本出張になったと伝えてアポを取り、日本で会うことになりました。
あきとの話はとてもスムーズで、あきからは「結婚なんてまだ先のことだと考えているから心配しなくて良いよ」「今は結婚どうのこうの考えずに、けんとお付き合いしたいです」と言ってくれて、私達は晴れて彼氏彼女となれました。
私はその後のあきとの付き合いから段々と結婚に対する考え方が変わっていきました。
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